情報Iの登場で大学入試が変わる?
2025年度の大学入学共通テストにおいて、国立大学の受験生には原則として情報I」が課されることになりました。
これまで「パソコンは趣味や仕事で使うもの」という認識だったかもしれませんが、これからは「受験を突破し、社会で生き抜くための必須科目」へと位置づけが変わりました。この変化を受けて、今、多くの保護者の皆様が「いつから対策を始めればいいの?」と不安を感じていらっしゃいます。
共通テスト「情報I」で問われる力とは?
「情報I」は、単にパソコンの操作を覚えるだけの科目ではありません。
- プログラミング: アルゴリズムを理解し、問題を解決する手順を組み立てる力
- データ活用: 膨大なデータから法則性を見出し、分析する力
- 情報社会の安全: セキュリティやリテラシー、著作権の知識
上記のようにアルゴリズムを理解する「理解力」や「データ分析力」、セキュリティの知識など、大人の私たちでも答えられるか不安な内容で、これらは一朝一夕で身につくものではありません。特にプログラミング的思考(論理的思考力)は、中学・高校になってから急いで詰め込むには限界があります。
始めるなら早いに越したことはない?
「高校で習うなら、高校生になってからでいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、小学生からパソコンに親しむことには、学習効率の面で圧倒的なメリットがあります。
① 「道具」として使いこなす余裕を作る
高校の「情報I」の授業では、中身の濃い理論を学びます。その際、マウス操作がおぼつかなかったり、キーボードのブラインドタッチができなかったりすると、操作に気を取られてしまい、肝心の「思考の学習」に集中できません。小学生のうちに「パソコンを体の一部のように使える」状態にしておくことで、将来の学習コストを劇的に下げることができます。
② 成功体験が「自信」に繋がる
パソコンは、自分の指示通りに動く「魔法の箱」です。自分でプログラミングをしてキャラクターを動かしたり、デジタルの絵を描いたりする経験は、子どもたちに「自分はテクノロジーを操れる」という自己肯定感を与えます。この「得意意識」が、後の難しい学習へのハードルを下げてくれるのです。
③ 論理的思考力の土壌を作る
プログラミングの基礎は「物事を順序立てて考えること」です。これは算数や国語の読解力にも直結するスキルです。遊び感覚で試行錯誤できる小学生時代こそ、この思考の土台を作るゴールデンタイムと言えます。
【スマホ≠パソコン】利用者から創造者へ
「最近の子どもたちはスマホやタブレットの操作には慣れているから勝手に学習するのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実は「消費する側」のスマホ操作と、「創造する側」のパソコン操作は全く別物です。
フリック入力はできても、レポート作成に必要なタイピングはできない。YouTubeは探せても、情報を整理してプレゼン資料を作ることはできない。この「スキルの溝」が将来を左右に分けるといっても過言ではありません。
一般的な小学生向けのプログラミング学習では、難しい知識を詰め込む学習ではなく楽しくゲームを作っていくうちに勝手に論理的思考が身に付く学習をしています。特に元々ゲームが好きな子ほど、自分なりのアレンジを加えて、世界に一つだけの自分のゲームを作ろうとします。もちろん最初から上手くいく子はほとんどいませんが、何度も失敗して挑戦して、上手くいくことで成功体験を重ねて、自信につながっていきます。
今現在では小学生からプログラミングを学ぶ子はまだ珍しいので、中学生や高校生になって同級生よりも学習が進んでいる状況も、お子様の得意意識につながりますね。
<完全無料>お子様向けプログラミング学習サイト
非営利団体や公的機関が運営している無料で遊べるプログラミング学習サイトをご紹介します。
①Scratch(スクラッチ)Scratch - Imagine, Program, Share
MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発している「Scratch」は世界中の子供たちが利用する標準ツールで、完全無料で学習をすることが出来ます。通常コードを組み合わせてプログラミングを作成しますが、Scratchではブロックを組み合わせてゲームを作ったり、アニメを作ることが出来ます。
世界中の子供たちが色々な作品を公開しているので、もっと新しいものを作りたいという刺激につながります。
②Viscuit(ビスケット)ビスケット viscuit - コンピュータは粘土だ!!
日本発のツールで、自分で描いた絵を動かす「ビジュアルプログラミング」として人気があります。文字が読めなくても感覚的に操作できるので、小学生未満も楽しめる学習サイトです。スマホやタブレットでもできるので、お家にパソコンがない方も挑戦することができます。
未来の選択肢を広げるために
今回の入試改革は、単なる試験科目の増加ではありません。日本が「ITを使いこなせる人材」を本気で育てようとしているサインです。
子どもたちが大人になる頃、パソコンを使わない仕事はほぼ存在しないでしょう。今、パソコンに触れる時間を大切にすることは、将来の受験対策になるだけでなく、お子様がどんな道に進んでも困らない「一生の武器」をプレゼントすることと同じなのです。
まずは、キーボードを叩く楽しさを知ることから始めてみませんか?
もしお家だと難しいという方は、ハロー!パソコン教室へご相談ください。先ほどご紹介した「Scratch」を利用して楽しくプログラミングを学ぶことが出来ます。
もちろん、より挑戦したいお子様へ資格取得のお手伝いをしたり、レベルを変えてご案内することも可能ですので、気になる方はまずお気軽にご連絡ください!
心よりお待ちしております。