そのメール、本当に本物?「最新詐欺」から身を守る3つのチェックポイント

2026年1月9日のニュースで、実在する企業の社長をかたって社員らにメールを送り、「業務に必要」などと資金を送らせだまし取る手口の詐欺が発生しました。その会社の従業員はメールの送信者がその会社の社長名であることで、緊急性を感じ、お金を送ってしまったようです。「社長です」届いたメール、実態は詐欺 送金指示され被害1億円超 - 日本経済新聞

最近、教室の生徒さんから「こんなメールが届いたんだけど、これって大丈夫?」とスマホを見せていただく機会が非常に増えています。Amazon、楽天、三菱UFJ銀行、さらには警察や国税庁を名乗るものまで、その種類は多岐にわたります。

「自分は大丈夫」と思っていても、最近の偽メール(フィッシング詐欺)は非常に巧妙です。2026年現在、AI(人工知能)技術が悪用され、以前のような「おかしな日本語」は影を潜め、プロでも一瞬戸惑うほど本物そっくりの文章が送られてくる時代になりました。

大切な資産と安心を守るために、防犯意識を高める必要があります。

なぜ今、詐欺メールが増えているのか?

今、私たちの生活はスマホ一台で何でもできるようになりました。買い物、銀行振込、役所の手続き。便利になった反面、犯人グループにとっても「スマホの中にすべての入り口がある」状態になっています。

彼らの目的は、あなたの「IDとパスワード」や「クレジットカード番号」を盗み出すことです。それさえ手に入れば、本人になりすましてお金を動かしたり、高額な買い物をしたりできてしまうからです。

今、特に注意すべき「3つの偽物」パターン

① 「緊急・警告」で不安を煽るパターン

「お客様のアカウントに不正アクセスがありました」「24時間以内に確認しないとアカウントを停止します」といった内容です。人間は「急がなきゃ!」と焦ると、冷静な判断ができなくなります。その心理を逆手に取った卑劣な手口です。

② 「お金がもらえる」と喜ばせるパターン

「還付金があります」「給付金の対象に選ばれました」など、役所や税務署を騙るものです。特に確定申告の時期や、新しい経済対策が発表されたタイミングで急増します。「期限が迫っています。こちらから手続きを」とURLをクリックさせようとします。

③ 「身近なサービス」を装うパターン

「お荷物をお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました。再配達はこちらから」というSMS(ショートメッセージ)です。ネットショッピングをよく利用する方なら、つい「あ、あの荷物かな?」とリンクを押してしまいがちです。

ここで見分ける!絶対に忘れてはいけない3つのチェックポイント

ポイント①:「急かしてくる」のは100%詐欺

本物の銀行や企業が、メール一本で「24時間以内に手続きしないと口座を凍結する」といった極端な猶予しか与えないことは、まずあり得ません。もし「至急」「緊急」「本日中」という文字が見えたら、それはあなたをパニックにさせて判断力を奪おうとする犯人のサインです。そんな時は、一度スマホを置いてお茶でも飲み、深呼吸をしましょう。

ポイント②:宛名が「お客様」になっていないか?

本物のサービス(例えば契約しているクレジットカード会社など)であれば、メールの冒頭に「〇〇 〇〇様」とあなたの本名がフルネームで記載されているはずです。犯人は不特定多数に送りつけているため、あなたの名前を知りません。宛名が「お客様各位」や「メールアドレス様」、あるいは宛名自体がない場合は、偽物である可能性が極めて高いです。

ポイント③:メールの中のボタンやリンクは「絶対に」押さない

これが最も重要です。メールの中に「こちらをクリック」「ログイン」というボタンがあっても、絶対にそこからサイトを開いてはいけません。

【鉄則】 確認したいときは、メールからではなく、いつも使っている「スマホアプリ」から開くか、あらかじめ保存してある「お気に入り(ブックマーク)」から公式サイトを開くようにしましょう。本物の通知であれば、公式サイトにログインした後の「お知らせ欄」に必ず同じ内容が届いているはずです。

もし「リンクを押してしまった」「情報を入力した」らどうする?

「やってしまった!」と気づいたとき、恥ずかしがったり一人で悩んだりするのが一番危険です。対応が早ければ早いほど、被害は最小限に食い止められます。


  • クレジットカード情報を入れた場合: すぐにカード会社に電話して「詐欺サイトに入力してしまった」と伝え、カードを止めてもらいましょう。カードの裏面に電話番号が書いてあります。



  • パスワードを入れた場合: 他のサイトでも同じパスワードを使っているなら、すぐにすべて変更しましょう。



  • 警察の相談窓口を利用する: 全国共通の相談専用ダイヤル「#9110」に電話してください。警察がアドバイスをくれます。


そして、当教室の生徒さんは、遠慮なく私に相談してください。私たちはパソコンの操作を教えるだけでなく、皆さんが安全にデジタルライフを楽しむためのパートナーでありたいと考えています。

正しい知識は「心の盾」になります

デジタルの世界は便利ですが、残念ながら悪意を持った人も存在します。しかし、今回お伝えした「急かされても無視する」「リンクは押さずにアプリから確認する」というルールを守るだけで、ほとんどの詐欺は防ぐことができます。

新しい技術を怖がる必要はありません。正しい「防犯の知識」という盾を持って、これからも楽しくスマホやパソコンを活用していきましょう。

「このメール、ちょっと怪しいかな?」と迷うものがあれば、いつでも次回の授業に持ってきてくださいね。一緒に確認して、スッキリ解決しましょう!

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